「ワイルド7」の好敵手

1〜10話  11話〜15話  16話〜20話  21話〜25話

1話「復讐のヘアピン・サーカス」
「オズボン」
表向きはボルネシア大使館の大使館員だが実態は東日本銀行金塊強奪犯のボス。
事件の背後にボルネシア政府が絡んでいることはまず間違えない。
驚くべきことに、あの事件の背後にはブラックスパイダーも絡んでいるらしい。
番組冒頭、初代ワイルドのリーダー・飛葉一郎を射殺するというお目立ちぶりを発揮するが、
後半には兄の遺志を引き継いだ弟・大陸に敢え無く射殺される。
草波いわく大陸がワイルドのメンバーに足るか否かのテストの「教材」らしい。かわいそうに。
にしても会話がすべて日本語。(あ、モヒカンもか(笑))
無理しないで母国語使えばいいのにと涙を誘う日本語の妙なイントネーションが印象的だった。
2話「死を呼ぶヘルキャット」
「ヘルキャット」
いやはや…立木大和卒業後は宝石商のおぜうさまとは!!
父を殺害した暴力団・オオヤネ組への復讐に燃える美しきスナイパー!
卓越したライディングテクと射撃の腕で次々と父の仇を血祭りに上げるのだが、法治国家・日本であだ討ちが奨励されるわけもなく、ワイルドに追っかけられることに。
最後はヘルキャット逮捕を命じられた飛葉との一騎討ちに敗れ退治されるのだが、連続殺人の動機が動機だけに「退治」された時にはスッキリ感がなかったな
ご承知のとおりヘルキャット役の中山麻里氏は世界役のマイケル中山氏の実妹。本編中の世界のセリフ(どのシーンかは探してください)に思わず「ニヤリ」です。
(しかし何で白衣の下がジャンプスーツ?無理がないか??さ、ポインタ当てて確認して!!)
3話「恐怖のブラック・スパイダー」
「まぼろし将軍&青の騎士・赤の騎士」
おそらく全25話中一番金がかかったコスチュームでワイルドに挑んだ悪の秘密結社・ブラックスパイダーの幹部。
怪しげな毒蜘蛛を操る変装の名手でもある。草波を入院させ、オヤブンを拉致し、飛葉のSIGの9パラを弾き返すほどの強力な甲冑でワイルドを追い詰める!結構いい線いってたのだが、青&赤の騎士は両国バイクで救援に駆けつけた草波のロケット攻撃でもろくも粉砕。黄金の騎士=まぼろし将軍(ネーミングは原作「誘拐の掟」のゆうれい将軍かな?)も飛葉との対決の際、自らが放った毒蜘蛛に刺され敢え無く自爆。原作のバイク騎士をオーバーラップさせていた視聴者の期待を見事に打ち砕いた!!
秘密結社の幹部にしては(曖昧ではあったが)本部の場所まで口外する軽率さと、セリフを言いきるまで絶命しなかった根性、そして高い衣装の割には最後が非常にあっけなかったのが妙に印象に残るキャラクターだった。
(・_・)……ン?ちょっと待て!草波も同じ毒蜘蛛に刺されて死ななかったぞ!将軍、結構ヤワなのかな?
(お約束の画面に仕掛けつきです。マウスポインタ当ててみてください!)
4話「狙われたミサイル」
「もみあげおじさん」
ブラックスパイダーが企てたミサイル奪取作戦の行動隊長。この回は少なくとも主役級の敵が4人はいる(名無しの幹部・皮手袋の男・蛭沼博士・もみあげおじさん)のでチョイスに迷った結果、出演時間の長さでこの人に決定!!
しかし、実態はブラックスパイダーに金で雇われただけという実にトホホなお方。最後はお決まりの計画頓挫>飛葉に退治されるというパターンで絶命。しかし脳死に至らず、しかも善人回路を埋め込まれたか22話「裏切りの星を撃て」では特捜刑事に職をかえて登場!終始飛葉を疑い追い詰めるという役でさりげに4話の恨みを晴らしていた。
この回の特筆すべきキャラとして、ワイルドの捕虜になった一見その手の本に出そうな方がいるのだが、ご記憶の方&映像見る機会のある方は笑ってください。(もみ上げおじさんの中に埋め込んでます)ってこのお方は「新マン」のスーツアクター・遠矢氏ではありませんか!不勉強でごめんなさい。失礼いたしました。
5話「怪力、ヘラクレス」
「ヘラクレス」
もう多くは語りません。我がHPの看板男。突如富○急ハイランド「恐怖のスリラー館」に出現、警備員や善良な市民を虐殺する謎の怪物。その正体はイタリアのメトロポリタン美術館(飛間の調べ方が悪かったのか、「弓引くヘラクレス」はメトロポリタンのガイドブックに載ってなかったです。)から姿を消したヘラクレスの銅像に、スパイダーとつるんだ科学者・九鬼博士が臓器移植を施し人間化させたという医学の最先端をいくクリーチャー。なぜヘラクレスを素材にしたかは30年経った今でもよくわからん。人間化に当たって若干の技術的ミスがあったのか、銅像とは異なるぷよぷよとした弾力感溢れるスモウレスラーとなっての登場だった…。武器は豊満な体を駆使しての「肉弾戦」!
張り手・車倒し・半ばヤケクソの暴れでワイルドを翻弄するのだが、飛葉と両国に管制システムを破壊され停止。
あとはめんどくさいのでHPの「GOGO、ヘラクレス」見てください。
6話「洗脳された映子」
「トカゲ」
ブラックスパイダーがワイルドの内部崩壊を狙って差し向けた催眠術と変装の名人。映子の親友に変装して彼女をおびき寄せ洗脳を施し、スパイダーの工作員としてワイルドに潜入させるのだが…。その変装の強引さ(どうしても女装がしたかったらしいとしか思えない)と変装使用前・使用後の壮絶なインパクトは映子でなくても簡単に洗脳されちまうだろう(画像参照)。トカゲの作戦は映子の不審な行動を察した草波によって頓挫、逆に催眠術の名手・八百の催眠術によって映子は復帰!あべこべにトカゲは許誘掩殺の計にかかって爆殺される!ただでさえお互いに信頼してなさそうなワイルドをさらに混乱させるという、スパイダーにしては結構手の込んだ計画だったのにね〜(笑)
(お約束の画面に仕掛けつきです。マウスポインタ当ててみてください!)
7話「マルコムを処刑せよ」
「マルコム1」
ここであらためて書くのも恐れ多い、当HPのご神体「マルコム」!スパイダーが資金調達のためにやったイラク国有銀行襲撃計画を立案、成功させたとってもおりこうな「人工頭脳ともいえる電子計算機(本人談)」である。日本円も必要だったのか、スパイダー日本支部のおよばれで、スパイダーから脅迫された美人科学者・石塚博士(どうみても27歳の設定には無理があるが)の手によってベイルートからは~るばる来日。当時だったらドルのほうが確実だったのに…。
 1日で2ヶ月分の電気を消費するという現在ならスクラップものの消費電力がはじき出す計画は常に正確無比!機械ゆえの冷たさで単身アジトに潜入した飛葉を追い詰めるのだが、悪になりきれない石塚博士の機転で高圧電流を流されあえなく爆死!?自らの意思を持ち、自己修復機能を標準装備していたはずなのだが意外ともろかった。
しかも本来の業務にかかるまえに退治されるとは…嗚呼。
8話「復活したマルコム」
「マルコム2型」
7話でイカレたはずのマルコムがUPS(無停電電源装置)のおかげで復活!と言いたいのだが、本体は電球以外全くの別物だということに何人の視聴者が気づいただろうか?電源の取り方も工夫しているし…あの供給法では本体がもたないと思うが。復活したマルコムは前回なしえなかった銀行襲撃とワイルド7壊滅計画を立案、直ちに行動を開始。計画どおり現金を強奪し、それを追うワイルドのメンバーを次々と倒していく!「ワイルド、遂に全滅か?」と思いきや、世界と飛葉の連携プレーに敢え無く破壊される。
にしても彼女、小数点以下は計算できないし、設備の割には頭弱いし、そのくせ周辺機器はすごいものばかり(なんせ時間を進める装置まで使用してる。)と実にわけわかめえなコンピュータではあった。の割には人の手借りないと何も出来なかったな。それが彼女のかわいさなのかな?(はあと)
9話「マシーンガン・ロック」
「秋本 浩」
 草波のたったひとりの友人。頭脳明晰で良縁にも恵まれたが、唯一欠如していた「力」を欲するあまりにスパイダーと手を組んだ。自らの結婚披露宴でケーキの中に仕込んだマシンガンを乱射して妻や出席者を皆殺しにし(草波は生き残ったけど)その功績?が認められ、ブラックスパイダーの幹部「たこやきおじさん」から「ヤングリーダー」に任命される。スパイダーの資金調達作戦、東京V計画の行動隊長として凶行を重ねる。こやつもなかなかやり手だったが、最後はワイルドのアンブッシュを受け、草波の特殊バイクとの1対1の対決(待てよ、草波!秋本はバイク乗ってないぞ!アンフェアだぞ!)に敗れ、「失敗したものは処刑」というスパイダーの経営方針のもと爆殺される!そして、草波は遂に孤独になってしまった…
10話「卍・コンテナ」
「ブラックジャック」
番組冒頭で飛葉の友達の新聞配達少年がスパイダーの武器密売トラックにはねられる!収容先の病院の担当医がなんと!その武器密売作戦の指揮官だった!っていうオチだけのおじさん。医者という設定、そして「ブラックジャック」というネーミングにヒョウタンツギの先生やファンはアッチョンブリケしなかったのだろうか?妙に気にかかる。正体を見破った草波のウィンチェスターに吹っ飛ばされて「退治」されおしまい。
最初彼を見たとき「♪ふたりでドアをし〜め〜て〜♪」と思わず口ずさんでしまったが、「あの人」に似てると思ったのは俺っちだけ…ですね。



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