10.26「ワイルド7放映30周年記念OFF」レポート

 遅くなりました!10月26日に執り行われた「ワイルド7放映30周年記念OFF」のレポートでございます。
(珍しく本業が忙しかったのです!と言い訳。)
今回は「レインボークリエイション」と実写ワイルド公認サイト「WWW」と共同開催!
9月に公認HP管理人ということで「司会とレジュメの準備お願いします〜」とレボクリ・奥虹兄より命を受けてはいたものの、
作業は遅々として進まず、手持ち資料&運悪く引いた風邪と格闘しながらなんとか資料を間に合わせ、
同じく風邪引きの我が「WWW」の草波隊長ことMy細君@当日受付と共に、風邪を一撃で悪化させるほどの冷たい雨の中を
「すちゃーんばい!れっつぎょー・・・ゲホゲホ」っと都内某所へ

 「ワイルド30周年」のOFFに公認サイトの常連が出動しないのではカッコがつかない・・・ということで相当前から常連さんには
「無断休暇を取っても参加すべし!」と連絡をしておいた甲斐あって、サーチエンジンで「ワイルド7」で検索すると必ず上位でHITする有名どころのHPの管理人さんが続々集結!
「ワイルド」同人誌サークルの超有名どころ・「かるた屋」の山本けい子女史、往年のフィギュア「GIジョー」、そして「ワイルド」グッズコレクターの大家・「ワイルド7研究所」のroki氏、、
通の人々をうならせる独自の世界観を展開する「おさるカフェ」のkow氏、飛間の数少ない友人で駆け出しワイルダーのライデン氏、そして副長・う界氏。と、
飛間にあきれながらも「内助の功」を以って支えてくれているMy細君。そして自転車操業の「WWW」のてーたらくな主催者・飛間。残念ながら重鎮・だんな氏とロッコツ氏は所用により欠席でしたが、
HP設立以来初の「常連さん大集合」!さらに飛間の心の兄、「レボクリ」の奥虹氏と森川氏も交えてOFF会前に「秘密OFF会」開催!roki氏持参のワイルドグッズ、
山本女史直筆の「同人誌」そしてレアものの「ワイルド7飛び出す絵本」、奥虹&森川氏の貴重な資料などが行き交い、ワイルド談義に話が弾みました。
あたかも「喫茶店VON」に集うワイルド7の如し!!しかし・・・以外にも(超失礼!)ワイルドなイメージとかけ離れた美男美女揃いで緊張しました〜!うふっ(はあと)

 本番開始1時間前。我々が集う喫茶店に打ち合わせのためにゲストの皆さんが続々と登場!飛間の頭の中は「ヘアピン!アクセル!急カーブ」な「ダッシュ!スパーク!ダイビング〜」でした。真っ先にその勇姿を見せたのはヘボピー役の笹本氏。現在はコンピュータ関連の会社の・・・を務められているとのこと。初対面でしたが往年のヘボピーもワイルド7一斉解雇後、すっかり落ち着かれ(失礼!)とってもフランクな方でした。
続いて我らが飛葉ちゃん!小野進也氏、世界役のマイケル中山氏!両氏とお会いしたのはこれで2度目。覚えていて下さって光栄の極みでした!「友人が飛間ちゃんのhp見たいそうだからアドレス教えて」とマイケル氏。まさか?友人ってジョージ津川さん!?
笹本氏とマイケル氏は先日「ワイルド7OB追跡研究班」さま主催の「伊香保ツアー」に参加されたとのことで、「あの」風呂場が今は倉庫になっていることやロケ地で原型をとどめているのはラストシーンの直線道だけなどの貴重な話を伺うことができました。(「あの」空中1回転はマイケル氏自らの演技とのことでした。)
 打ち合わせの際、事前に寄せられた質問をすると、「質問事項は事前に打ち合わせするよりも突然聞かれたほうが記憶が蘇るもの」と小野氏。「かしこまらないで気楽な雰囲気でいきましょう」とマイケル氏。事前の打ち合わせも工夫が必要なんですね。
緊張のあまり恐縮する飛間@司会1号&う界@司会2号でしたが、ゲストの皆さんの気さくな雰囲気に多少なりとも気持ちをほぐすことができました。本番には再度巌のように固まりましたが。こちらの手違いで打ち合わせ時間は無に等しく、非情にも本番の時間が・・・。

 「ワイルド7に告ぐ!至急現場へ急行せよ!」会場で受付の草波隊長@MY細君から携帯通信機で連絡が!当日に至るまで原稿のやり取りはしていたものの、実質リハなし本番の飛間&う界!!いまさら後には引けないぞ〜♪と思いつつも、上がり症の(そうは見えないとの声もあり)飛間はこのときすでに汗だく状態!皮ジャンの下のTシャツは雑巾の如くびしょ濡れに!
いよいよゲストの皆さんをご案内して入場!!っとここで隣の宴会場からマイケルさんが子供をさらい・・・(皆様からは多分見えなかったでしょう)小野さん&笹本さんが解放するという瞬間イベントが!
 会場に入ってびっくり!目からはらわた!!耳からラッキョ。(^◇^;)げっ!会場の間取図もらっておけばよかった〜!考えていた間取りと違う〜!!
会場のお客様の熱い視線(別に俺を見ているわけではないが)に今まで解けていた緊張感がマルコムの如く復活!緊張すると話の間に「え〜」が入る悪い癖が大爆発!!原稿を用意しておいたのがせめてもの救いでしたがほとんど「え〜」の嵐!!ずっと原稿見てばかり&サウナ以上の発汗で我ながらお恥ずかしい限り・・・。
 座談会も時間が押していたため、残念ながら当初用意した質問の半分にも満たない質問しかできませんでしたが、。「演じるにあたって、原作を意識したことはありますか?」という質問を核に貴重なお話の数々を伺うことができました。

小野氏>原作は意識せず。自分なりの飛葉を演じようとした。むしろ放映してから連載された原作のほうが実写を意識していたかも!?

笹本氏>原作のヘボのように太れ!と言われたがなかなか太れず。モデル例として見せられた男性(オーディションを受けた方)の方がずっとヘボらしかった。

マイケル氏>本来主題歌を歌いたかったが、果たせず。小野氏から「今度この役をやる」と渡された原作本の「世界」を見て「俺がやるとしたらこれだな〜」の一言であっさり決まる。「原作?(原作の)世界はそのころもう死んでたから・・・」
強引にまとめるとオリジナルに振ったことで原作とは一線を画した「凄さ」が生まれたのですね!

 さて、3つ目の質問に移るべか…え?「スペシャルゲストが入場につき」というメモで急遽切り替え!?さあ!どうする!!以後アドリブかい!?どうする?台本でしか動けない飛間。う界さま頼むぜい!!
 拷問されても口外しないで!と堅く口止めされていたそのスペシャルゲストとは長谷部安春監督!
日本のアクション映画を語る上で決して避けては通ることのできない大人物の登場に会場騒然! 
 ワイルドファンなら誰でも知っている「ある理由」で一番びっくりされていた笹本氏が印象的でしたが、笹本氏の「長谷部監督に鍛えられたから現在の自分がいる」との一言に人の縁の大切さを痛感しました。

                     

 う界さんが苦心して持参したトンプソンやマイケル氏が撮影のとき使用された「41マグナム」も登場して話が弾みました。
長谷部監督は撮影にあたって原作は実写では当然再現不可能と承知の上で、なるべく原作に近づけるように苦心されたこと、エンドタイトルは7人の走行シーンで決めたかったが事情により、あのカットになったことなど、貴重なお話をたくさん伺うことができました。また小野氏からは思わず「ニヤリ」なエピソード(「現在に生きるワイルド7」とでもしておきますが…)も伺うことができました。果たして掲載してよいものか?
ゲストの皆さんもびっくりするほどのマイケル氏の記憶力。笹本氏の撮影秘話…書ききれないほどいろいろなお話盛りだくさんの楽しい座談会で会場も盛り上がり、ほっとしました。

 放映当時、「ワイルド」への風当たりは本当に強かったそうで…。気になっていた最終回の強引さも心無い人々の圧力か?と思っていたのでお尋ねしたところ、最大の敵は撮影のたびに生じる「赤字」だったとのことでした。
ゲストの皆さん共通して「再びワイルドをリメイクするなら是非参加したい」とおっしゃっていました。

 座談会終了後は、レボクリ恒例の撮影会。ここで多くのワイルドファンから絶大な支持を受けている伝説的なHP「WILD7 FOREVER」のTakumi氏とお会いすることができました。「FOREVER」と「レボクリ」様のお力添えがなければ「WWW」も日の目を見ることは無かったわけで…。Takumi様その節はお世話になりました。そしてもうひとり!!我が「WWW」開設当初からの常連さんで「オヤプンのひとりごと」コーナー作者・オヤプン様!やっと会えましたね〜!あ、細君にお土産ありがとうございました(私信)
 
 その後会場を都内某居酒屋に移しての2次会と相成りました。
長谷部監督とは緊張のあまり多くお話できませんでしたが、飛間も学生時代映画をかじっていたので、映画の話を少々。山本女史よりお借りした「飛び出す絵本」の内容が、あの「怪力、ヘラクレス」だったことが幸いし、ぎこちないながらもお話できました。長谷部監督はレボクリ・山本三吉氏持参のSIGを手にし、モデルガンの発火不良とインサートの処理(見えなくするように)が大変だった。と舞台裏を語ってくださいました。
 
 宴席は一つのテーブルにゲストお一人の計4つ。それぞれに話が盛り上がっていたようです。そんな中、笹本氏がう界持参のトンプソン&ヘボピーサングラスと森川氏持参のワイルドヘルで「瞬間コスプレ」!(下の写真に大注目!!)

                             

「生ヘボピー(?)」の登場にフラッシュが飛び交いました。

 飛間もせわしなく4つのテーブルを回って撮影の裏話を聞いてまわっていましたが、特に印象に残ったのが、7話「復活したマルコム」のタンデムシーンは小野&マイケル両氏の演技で、スタントなしだったこと。撮影場所は富士の演習場だったそうで、着弾の穴だらけの地面を普通のバイクで走るのは怖かったとのことでした。小野氏は着弾のとき演出のコンクリート粉がゴーグル全面に張り付き視界0に!というヒヤヒヤもののお話を(全ストーリーを通じて、着地の際に危険なジャンプシーン以外はすべて俳優さんが乗車)平尾様!浜松ナンバーの謎が解けましたぞい!!

                            

 マイケルさんからは7台一斉発進の時、特に前列がこけると後続が危ないので細心の注意を払っていた。でもこけるのは決まって後方で、先頭の飛葉が好きなように走るのでコーナーのシーンはきつかった(笑)(そんなことはない(笑)と小野氏。たしかにDVD見直すと後続きつそう。)いずれにせよバイクアクションはかなりの危険性を伴い、「ワイルドほど危険な撮影は後にも先にもなかった」(小野氏)とのこと。その後「ストラダ5」の話題が持ち上がり、「あの作品はワイルドと比べて明るかった」と小野氏。「やはり日活作品だからでは?」と飛間。
 笹本氏からは「いっそ君たちでワイルド撮ったら?」と恐れ多いお話が!!宝くじでも当ったら考えます。笹本氏にとってワイルド7はまさに青春そのものなのですね。書ききれないほどいろいろなお話を伺うことができました。

 飛び入りで「レッドバロン」「シルバー仮面」などの加藤寿氏乱入!(レッドバロンは見ていたのですが、記憶がイマイチ。機会があったら見なおします。)和気藹々のうちにあっという間にお開きの時間になり、細君と、とても10月とは思えない寒さの中を家路につきました。草波隊長@My細君!風邪がひどかったのにいろいろとありがとうございました!

 というわけで、あまりに濃いOFF会ゆえ、すべてをHP上で網羅することはできませんが(というか緊張のあまり所々しか記憶が無いです…)ゲストの皆様&スタッフの皆様のおかげでなんとか無事に終えることができました。
この場をお借りして皆様本当にありがとうございました〜。
 



〜「『ワイルド7』放映30周年記念オフ会イベント」に寄せられた、
キャスト諸氏のメッセージ〜