「ワイルド7」関連グッズ

原作の連載から3年を経過していたためか、マーチャンダイジングは順調であったらしく、多岐の分野にわたって商品展開がなされている。
当時のテレビ界の大らかさを知る上でも、これら多くのアイテムは格好の資料であろう。
しかしながら多くはコミックを素材としたものであり、残念ながら実写版をモディファイしたものは極めて少数にとどまっている。

ここでは「ワイルド」グッズコレクター・roki氏のホームページ中の貴重なコレクションからピックアップしたものとDVD解説書、また、飛間がヤフオクの
(画面で・・・)入手したものを参考にまとめてみた。※出品者の方ごめんなさい。

A.音響関係 
  当時の子ども番組の例に漏れず、「朝日ソノラマ」、そして「日本コロムビア」より45回転レコード、
  朝日ソノラマからはミニドラマ「ねらわれたミサイル」
  (飛葉の名前が「次郎」になっている他、ドラマの声を当てているのはオリジナルのキャストではなく声優さん)付きソノシートがリリースされている。
  エルムからは新録ドラマ「ブラックスパイダーを倒せ!!」が収録されたフォノシート入り絵本がそれぞれ発売されている。 
  またロイヤルナイツが歌っているバージョンの主題歌があるとのこと。収録レコードに関しては未調査。


キングレコード版

朝日ソノラマ版

朝日ソノラマ版
コロンビア版
エルム版

B.文具 
  セイカノート、サンスターより下敷き、手帳 ノート、ぬりえ、紙工作ブック、スケッチブック、筆箱がリリースされていた。


ショウワノート
「かきかきぬりえ」

ショウワノート
「カキカキシルエット」

ショウワノート
「カキカキシルエット」

ショウワノート
スケッチブック

サンスター
「ビニパス手帳」

サンスター
「マヂック筆入」

C.玩具 
  プラモデル>アオシマ文化教材社から発売されたシリーズで,本作関連のメイン商品といっても過言ではない。
  (そのディティールの凄まじさもさすがアオシマである)主な商品は次の通りである。
  1.飛葉オートバイ(初版には飛葉の人形つき。後に「ゴーゴーバイクシリーズ・CBボーグ」に凋落する)
  2.両国オートバイ(カウルに「両国」デカール!)
  3.セブンレーラー2号(中に88ミリ?砲を装備)
  4.セブンレーラー3号(中に基地メカを装備しかしコンテナの「VOBIL」は何度見ても笑える)
  5.ワイルド7マスコットシリーズ(bP飛葉&ヘボピー bQ八百&両国 bRセブンレーラー&親分 bS世界&チャーシュー
  各拳銃2丁、ディスプレイ台、バッチつき)
  6.ミニミニワイルド7シリーズ
   (飛葉オートバイ、両国サイドカー、チャーシューオートバイ、八百オートバイ、ヘボピーオートバイ、オヤブンオートバイ、世界オートバイ、ミニセブンレーラー)


アオシマ
「飛葉オートバイ」

アオシマ広告

 また、怪獣ソフビの大家・ブルマァクより、1973年、「ブルぺット」というダイキャスト商品シリーズとして「ワイルド7・オートバイ」
 (おそらく飛葉のバイクと思われる)と「ワイルド7・サイドカー」の2種類が発売された。
 飛葉のバイクは白色と赤の2種あり。誰がどう見ても飛葉とは思えないフィギュアがかわいい。
 ほかにメーカー不詳のソフトプレーン、すり絵の存在が確認されている。


ブルマアク
「ワイルド7オートバイ」

ブルマアク
「ワイルド7オートバイ」

 天田(現・天田印刷加工)からは、「カードゲーム」という商品としてこの「ワイルド7」が商品化されている。
 これは名刺大サイズのカードの裏面に、トランプ、じゃんけん、花札などのマークを入れたもので、かつてのメンコのようにさまざまな遊びができる
 もの。全39種類。あたりカードが出ると専用のケースがもらえた。
 天田と並ぶ当時のチープトイ大手である山勝からは、ミニカードが発売されている。


アマダ
「ワイルド7カードゲーム」

アマダ
「ワイルド7カードゲーム」
(色違い)

 また、シスコからはカードつきスナックも発売された。(当サイト「カード集」参照のこと)
 このカードは複数作品のカードを通し番号でつないだシスコ特有の形式のもので、「ワイルド7」は131〜190番である。専用のアルバムもあった。

D.その他 
 生活用品?として、ビーチサンダルと弁当箱が発売されている。またカネボウハリスからガムが発売されていたようだ。玩具の項に入れるべきだったが、
ナカムラよりソフトプレーンが発売されている。


メーカー不詳
ビーチサンダル

マツビシ
「ビーチーサンダル」

ナカムラ
「ソフトプレーン」

ハリスガム景品
「メタルカード」

F.映像作品 
 DVDリリース以前に碍APよりビデオ、LD化されていたがいずれも絶版となっている。
 放送コード等の諸問題が理由なのかせりふの内容が若干異なっているらしい。
 2000年に潟^キ・コーポレーションよりリリースされた「ワイルド7DVDコンプリートBOX」ではオリジナル音源を忠実に再現。
 放映当時そのままの状態が維持されているが、すでに生産中止で入手が難しくなってきている。
 しかしながら、幸い11月22日より単品による販売が開始されたため手軽にオリジナル音声の「ワイルド7」を存分に味わうことが出来るだろう。
 ご購入はお早めに!!


以上6点 vapビデオ版「ワイルド7」(絶版)

F.モデルガン&アイテム 
 コミックス版の銃やアイテムのみのリリース。
 ギャリソンより「ワイルド7ヘルメット」と「ジャケット用ショルダーパッチ」(いずれも絶版)が発売されていた。
 コスチュームも受注生産していたらしいが、ショップ自体が無くなってしまっているので入手不可。



G.書籍
 エポック社が「飛び出す絵本」を発売。以前のオフの時に「かるた屋」のユギちゃん(元気かな〜?)に見せてもらったが、
「怪力、ヘラクレス」の物語であった。同社は「紙芝居」(ソノシートつき)も発売していた。

ワイルドのメンバーは良いとして・・・何だ?この「赤タイツ」軍団は!?
「真っ赤なタイツ〜♪」地を走ってますな(笑)
我々にも馴染み深い、岡迫氏のキャラデザインが光る逸品!・・・だがなぜかジャケットが青。





 モデルガンに関しては市販のものなので多くは述べないが、全てガンアシスタントであるMGC製品である。
 しかしながら昭和47年規制による金属モデルガン(拳銃)の製造販売規制のため当時販売されていた拳銃はすべて王冠の刻印が施され、
 規制以前(規制以後も)の銃に関しては白色もしくは金色に着色が義務付けられている。
 続く昭和53年規制では、長物モデルガンも規制対象となり、モデルガンブームが去った現在、金属モデルガンは在庫限り入手可。
 なお劇中使用されたマシンガンのうち、MGC製トンプソン・ステン・MP40も全て絶版。中古もプレミアが付いている。

                                                 (関連アイテム協力  う界様 オヤプン様 roki様)

           

 ★なおワイルド各種キャラクターグッズの写真など詳細については、roki様のHPをご覧ください。