「ワイルド7」雑記帳

第1回 「ワイルド7」と「ウルトラシリーズ」意外な接点!?

キャスティングを見ると「ウルトラマン」シリーズの俳優が意外なほど多く出演しているのが「ワイルド7」の見どころである。
(見どころと言いつつもかなりマニア向けかな?)

俳優のみならず、「帰ってきたウルトラマン」脚本を執筆された上原正三氏脚本のエピソードも存在する。
ここまで「ウルトラ関係者」が関わっているのは円谷プロとの何らかの深いつながりか?
(こちらで把握している限り故・衛藤プロデューサーと円谷プロとの最初の接点は73年1月放映開始の
「ファイヤーマン」なのだが・・・)
撮影所が都内でも比較的近所だからなのだろうか?・・・誰か教えて〜(はあと)

映子=真理アンヌ氏「ウルトラマン」で科特隊インド支部のパティ隊員、「ウルトラセブン」の「蒸発都市」で霊媒師・ユタ花村を、
先日亡くなられた手塚しげお氏「ウルトラマンレオ」でMACの佐藤隊員を演じていたことは常識とも言えることなので
あえて言及しない。
では、他にどんなウルトラ関係者が出演しているのだろうか?

飛間も含め、多くのワイルドファンがまず思い浮かべるのが、ワイルド7の殺陣を指導し、自らも多くのストーリーに出演された
上西弘次氏。「ウルトラセブン」の真の正体=中身を演じた役者さんと言えばお分かりいただけるだろうか?

ざっと見るだけでも4話「狙われたミサイル」冒頭の「皮手袋の男」を皮切りに(しゃれではない)
7話「マルコムを処刑せよ」8話「復活したマルコム」のスパイダー銀行襲撃部隊リーダー。
12話「200Km/h心中」のスパイダーのボス。18話「赤い星を狙え」のタランチュラの部下。
22話「奇襲!トライアル作戦」のニトロトラックの運ちゃん。
ゲストとしては最多出演回数と思われる。

「帰ってきたウルトラマン」で「新マン(ジャックって言うのね・・・)」の中身を演じた菊池(現・きくち)英一氏も、
19話「スポーツクラブ殺人部隊」のSP。
22話「奇襲!トライアル作戦」のスパイダーB(名無しさん)
として出演。

ときに、マニア受けを狙ったのか単なる偶然か、22話「奇襲!トライアル作戦」では、ウルトラセブン=上西氏演じる
善良なニトロトラックの運ちゃんを新マン=菊池氏がマシンガンで蜂の巣にする場面があるが、
「ウルトラマン兄弟同士がなんということを!」と苦笑したのは飛間だけなのだろうか?たぶんそうだろう・・・

他にウルトラ俳優の出演としては、「新マン」で怪獣のスーツアクターだった遠矢孝信氏4話「狙われたミサイル」で
「ブラックスパイダーの名前も知らない金で雇われた小者
(チャーシュウ談)」の役を演じている。
(余談だが「電撃!ストラダ5」1話にも出演されていたような?)

極めつけは12話「200Km/h心中」の悪役・ジロー役を「帰ってきたウルトラマン」で郷秀樹=ウルトラマンを演じた団次郎氏
演じたこと。地球の毒気に冒され悪に走ったのか?新マン!!
当HPの「迷言集」でも触れたが、「新マン」終了から1年経たずに、あの「MATの郷さん」が一転して悪役を演じたことに
ショックを受けた子どもも多いはず!<いないって(笑)

郷さん=ジロー=団氏もウルトラセブン=上西氏率いるスパイダーの連中に蜂の巣にされているが、これもマニア受けか?
偶然か?(多分、飛間の気にしすぎというオチだろう。)
しかし、兄弟仲は良いと思われていただけに・・・恐るべし!ウルトラ兄弟!!

<結局これが言いたいがためにコンテンツを作る飛間はなんてヒマな奴なのだろう。>

ちなみに「ワイルド7」放映時は「ウルトラマンA」が地球で活躍中(笑)・・・Aはこの兄弟間の争いをどんな目で見ていたのだろう?


※雑学として・・・ウルトラマンAは1972年4月7日から地球に赴任しています。

ワイルド7第一話放映(10月9日)の3日前、ウルトラ兄弟は共同でヒッポリト星人を倒しています(27話「奇跡!ウルトラの父」)。
4日後には南夕子が月に帰ってしまい、北斗さんは独りぼっちになります。(28話「さようなら夕子よ、月の妹よ」)

ワイルド7「200km/h心中」はそれ以降のオンエアということは、
ヒッポリト星人を倒した後に何らかの兄弟争いが起きたのでしょうか?(誰も思わないって!)

ちなみにワイルド7解散に伴い、4日後の3月30日にAもウルトラの星に帰ってしまいました(52話「明日のエースは君だ!」)
残念なことに都内でAとワイルド7が共同して戦うことは一度もありませんでした(笑)
TACの基地は富士五湖の地下。ならば、ヘラクレスはTACに任せといた方が良かったのでは?