俺たちゃ戦う公務員(ただし隊長&映子除いて協力員)!!

地獄の使者!「ワイルド7」!!

キャストの解説は「ワイルド7DVDコンプリートBOX」解説書より引用。一部加筆。 
(C)MCC・国際放映 発売元 タキ・コーポレーション・無断転載禁


「草波 勝」(演・川津 祐介)
はっきり言って、絶対こんな上司の下では働けない!よくぞワイルドのメンバーに殺されなかった(*^^)//。・:*:・°'★,。・:*:♪      
元は警視庁のエリート刑事だが、司法の限界に失望し、野に下り、秘密警察「ワイルド7」を組織。その隊長となる。     
この時点でこやつは警察に捕まってもおかしくないが、警視庁の人脈を頼りにインターポール並みの権限をワイルドのメンバーに与えている。ここにも「天下り人事」の陰が・・・・。    
メンバーの過去を巧みに利用して労働基準法を無視した過酷な勤務を課し、メンバーを「俺のための歯車」「消耗品」などと言う。たまに部下をいたわり人心掌握につとめる場面もあるが、あくまでもうわべのものだろう。数分後には豹変するから。     
表の看板は「草波弁護士事務所」を装ってワイルドの指揮を取っているが、自分の職分を考えてるのだろうか?もし、ブラックスパイダーの関係者に弁護を依頼されたらどーするんだ?国選になったらどーする?女神様の天秤が傾いてるぞ!  
 ついでに全25話中、弁護士の仕事は一切していない。収入はあるのだろうか?天下りだからいくらでもバイパスはあるのかな?   
 番組1クールまではジャンプスーツ姿で自ら前線に立つことも多かったが、後半では某石油メーカーのマークをでかでかと貼ったバギーを駆り、日に日に大きくなる弁護士バッジをつけたスーツで第二線で戦闘を眺めていた。     
「・・・・俺は偉いんだ」素直に言えばいいのに。これだからエリートは・・・。

★川津 祐介氏(草波 勝)
東京都出身。慶応大学在学中に松竹「この天の虹」でデビュー。
「青春残酷物語」などに出演。その後テレビ作品「ザ・ガードマン」や「Gメン75」に出演。
現在は俳優業のかたわら、料理・絵画・陶芸などのさまざまな分野で活躍。
最近の出演作はTVドラマ「ピュア・ラブ」
「飛葉 一郎」(演・峰岸 隆之介)
原作の設定とは名前も性格も異なるオリジナルキャラ。弟・大陸のワルにあれて彼を少年院にぶち込んだくらいだから悪党ではないらしいけどいい人でもないらしい。
とりあえず正義感に燃える若者で、メンバーや草波からの信頼は厚い。
 だからこそぐーたら弟が知らんうちにワイルドのリーダーになりえたとも言える。
今後の活躍が期待されたが、第一話の前半でまさかの殉職。ギャラが高かったのだろう。若い世代には「高校教師」の桜井幸子の(とっても危ない)父役でわかるかな?
★峰岸 隆之介氏(飛葉 一郎)
東京都出身。62年東宝から映画デビュー。その後俳優座養成所、文学座研究生を経て、68年大映入社。「あゝ海軍」「あゝ陸軍・隼戦闘隊」などに出演の後、フリー。
75年芸名を徹に改名。77年「瞳の中の訪問者」以来大林宣彦監督作品の常連になる。近年ではTVドラマ「高校教師」で怪演を見せた。最近はバラエティー番組にも出演。
追記:近年では「ボタバラ」のいや〜なおっさん役が有名。
※2008.10.11 他界されました。 享年65歳 謹んでご冥福をお祈りいたします。
「飛葉 大陸」(演・小野 進也)
 「だいろく」と読む。「たいりく」だと「世界」と張り合える。元は横浜の暴走族のリーダー。少年院に放りこんだ兄・一郎に復讐するため少年院を脱走。兄と感動の再会&報復戦と思ったら、兄は殉職。今までの恨みはどこへやら「兄貴は俺の誇りだった」・・・意志薄弱である。同時に正義に目覚めるさまは、あたかも平手政秀の諌め腹で改心した織田信長のようである。
確かに共通点が散見されたが。(気性が激しく、自己の正義に酔い、目立ちたがり)
 一話で、兄の仇を取った功績を草波に認められ、いきなりメンバーに、さらには兄の階級「警視正」の階級まで与えられることに。諸先輩方が怒らないのは兄の偉業ゆえか。通常新参(若手)の昇格を喜ばず、むしろ策を以って妨害するのがこの世の掟。特に日本はね〜〜〜。工業先進国も年功序列のおかげで能力後進国(爆笑)
 閑話休題。その後は知らないうちにワイルドのリーダーになり(豊臣秀吉か?)時には神となり、時には地獄の使者として、最終回まで正義街道まっしぐら!!彼の爆走は誰にも止められない!!
 日に日に強まる正義感に、「もう少し早く気付けば、少年院に行かなくて良かったのに」と不思議に思うのは私だけだろうか?

★小野 進也氏(飛葉 大陸)
東京都出身。立教大学中退後、文学座研究生を経てデビュー。
主にTVドラマで活躍。出演作としては「ガッツジュン」「コートにかける青春」「太陽にほえろ」「俺たちの勲章」。特撮番組では「ワイルド7」の飛葉や「電撃!ストラダ5」のルナ役でも好演。
映画作品として「地獄の天使 紅い爆音」・アメリカ映画「ブルドッグ」など
近年では「大岡越前」や「水戸黄門」などの悪奉行などでベテランの貫禄を見せている。

「八 百」 (演・手塚 茂夫)
早大卒のインテリで、ゴルフの名手。そしてアメリカのNO1スナイパー、カービンシャドーを倒したほどの射撃の名手でもある.
早大卒とゴルフと射撃に何らの関連性も見出せない不可解な男。多趣味と考えれば多趣味だが、収入に見合わない高額な趣味である。
PCのパーツ代で給与をふっとばす私みたい・・・・・
ニックネームの由来は草波によると「いつもうそばかりついている」から。
ならば飛間(HP製作者)は「八億」と言われそう。
しかし全25話中彼は一度も嘘をついていない。言われ損である。
早大出で罪歴無しでなんでワイルドにいるのだろう?絶対進路を誤っている。
原作では大活躍の特技「催眠術」も一回しか使っていない。多趣味はひたすら履歴書の特技欄を埋めたいだけなのかも。
「資格社会・日本」の現在を予見してのものであれば・・・やはり彼は職を間違っている。
ワイルド解散後、いち早く転職口が見つかったんだろうね。

★手塚 茂夫氏(八百)
山梨県出身。國學院高校在学中より劇団こけし座で活躍。58年「矢車剣之助」主演に抜擢。
62年スリーファンキーズの一員として人気を博す。
主な出演作は「独立愚連隊」「破れ笠刀舟」
もっとも有名な役どころは「太陽にほえろ」のジーパン殺害犯!!
他に「イナズマン」7話の手塚正夫(!)=ヒャクメバンバラなど。
平成16年2月4日逝去

「世 界」 (演・マイケル中山)
 元はサーカスの花形スター。空中ブランコの名手であったが、サーカスのパートナーであり、また恋人の兄だった男を事故で墜死させた自責の念?でやさぐれてたところをワイルドのメンバーになったらしい。いっそ出家してパートナーの供養をしたほうが幾分健全かもしれない(わけはないか・・・)
 得意技はサーカスで鍛えた身軽さ、そしてナイフ投げ。バイクのテクニックは「モトクロッサーとしてもトップクラス(12話)」で整備も楽勝!(ならばバイク屋でも生計はたつね)
 登場人物では比較的原作に近い落ち着いた雰囲気、かつ渋いが、普段着はモーニング・・・・実に大久保利通チックである。


★マイケル中山氏(世界)
東京都出身。70年「明日になれば」で歌手デビュー。同年新宿音楽祭新人賞受賞。
NHKドラマ「てんてこまい」やTBS「刑事くん」にゲスト出演。
「ダイヤモンド・アイ」8話で、狙撃の名手、陶=前世魔人サタンバット役として出演されていたことはディープなファンならご存知だろう。
現在では再び歌手活動に専念され、クラブ歌手として活躍中。
「両 国」 (演・小池 雄介)
 花火師のせがれで、火薬マニア。普段は平凡で寡黙なサラリーマン(原作とは正反対)だがその裏では30件の爆破事件を起こした爆破魔でもある。
と打ちながらふと思ったが、サラリーマンがなぜ昼間の任務に就けるのだろうか?いちいち休暇申請出してるのか?第一、公務員が「二足のわらじ」していいのか?いいんなら俺もやるぞ!(爆笑)実に謎だらけの男ではある。
 諸般の事情で73年1月1日殉職。覚えやすい命日であるが年の初めのめでたい日。遺族にはいい迷惑かもしれない。

★小池 雄介氏(両国)
千葉県出身。故・夏目雅子のデビュー作「愛が見えますか」で好演。
「太陽にほえろ」「西部警察」などに悪役として数多く出演。
近年は舞台活動を中心にテレビCMナレーターとしても活躍。
追記:最近の出演作品「サラリーマン金太郎4」
「チャーシュウ」 (演・花巻 五郎)
 前科は良くわからない。とてつもない石頭の持ち主で、街のゴロツキに頭突きを食らわし、3人ほど再起不能にしてしまってワイルドに。
 これって、正当防衛だから彼は悪党ではないはず。普段は中華料理店のコックだが、喫茶店「VON」や草波事務所での滞在時間が圧倒的に長いので、店は沈没寸前なのだろう。
 彼も両国同様、公務員が「二足のわらじ」していいのか?キャラ。
 両国殉職後、彼の迫撃砲バイクを受け継ぎ、やっと原作の「両国さん」(ぷりてぃー♪)に近づいた。結構活躍の場は多いのだが、多すぎるゆえインパクトが今一つ。もう少しネタを拾いますm(__)m

★花巻 五郎氏(チャーシュウ)
愛知県出身。元「東京小劇場」所属。数多くのヒーロー番組に出演。
主なレギュラー作品に「コンドールマン」のマッドサイエンダー、「小さなスーパーマン・ガンバロン」のワルベエなど。
現在は芸能界を引退

「ヘボピー」(演・笹本 顕)
元は基地の町・立川の不良だった。米軍基地に入り込んでは航空機を爆破したり、銃砲を盗んだり。不良以上じゃねえか!!
草波がワイルドに招かなければ終身懲役確実という設定だった。原作と異なり、痩せ型ではあったが、なかなかかっこ良かった。
不良っぽい雰囲気は飛葉を凌いでたと思う。やはり不良のリーダーだっただけあって、自分が置かれている立場を完全に理解しているのか、言動も丁寧だし。好漢ってイメージ。仲間意識はメンバーでもピカイチだった。
唯一の難点が、私服の痩せのヒッピースタイルは「ゲバゲバ90分」って感じで残念。
★笹本 顕 氏(ヘボピー)
山梨県出身。67年劇団「風」に所属。75年文学座付属演劇研究所卒。
出演作として「太陽にほえろ」「ダイヤモンド・アイ」のウルフ役、「峠の群像(笹入舟作名義)」など。
97年芸名を憲史に変更。テレビ番組のレポーターやナレーター、またラジオドラマ出演など、多方面で活躍。
コンピュータビジネスに造詣が深く、現在(有)パルストック代表

「オヤブン」(演・永井 政春)
 原作では1000人の子分を率いる上州やくざの組長さんだったが、TVでは一匹狼の殺し屋あがりだった。義理人情にあつく、筋を通す姿は実に渋い!
 限りなく私のライフスタイルである(と、いつか胸を張って書いてみたい)
・・・・・・が、ちょっと三枚目なんだよね。目立ちたがりやの極道というのも悲しい。性格は短気・猪突猛進型。
 体格が素晴らしく、こと格闘技系に関しては「強い!」10話からバーベキューの串のような中国の武具・サイを得物にその真価を発揮!!
 そして、本業と見間違うほどの「凄み」!!
でも、「ほんとにこの人殺し屋だったの?」というくらいお茶目で憎めない(はあと) 私の仲間内の主婦層には絶大な人気がある。

★永井 政春氏(オヤブン)
東京都出身。66年、フジテレビ剣友会の一員としてデビュー。
その後、香港ショーブラザースに招かれ、数多くの香港映画に出演。
主な出演作として「野性の証明」「蘇る金狼」など。
衛藤プロデューサーとの縁か、マイケル氏や笹本氏と同じく「ダイヤモンド・アイ」に刑事役で出演。
「モヒカン」 (演・ジョージ津川)
 原作には登場しない実写版オリジナルキャラ。インディアンの酋長・ジェロニモの末裔で、アメリカで食い詰めていたところを草波が招聘。
日本国内の悪党を探したほうが経費の面で有益だと思わないのだろうか?食い詰めていた割には日本語が堪能。
 独学であれば、まさに「蛍雪の功」「晴耕雨読」素直に尊敬する。
 武器は「マサカリ」・・・じつは金太郎さんだったのかな?
渋く控えめな一匹狼的キャラクターを堅持し、メンバーからもあまり相手にされることなく、最後まで影が薄いキャラだった。いやほんとに。
せっかく「自前」のヘアスタイルなので、もっと重要なポストに1回はつけてあげて然るべきではなかったか?

★ジョージ津川氏(モヒカン)
ムード歌手としてデビュー。「愛にすべてを」など数枚のレコードを出している。
役柄は極めて寡黙であったが、永井氏の話では「プライベートではいちばんワルで面白い男」だったとのこと。
(となると飛間の運命は!?)現在は芸能界を引退。
「映子」(演・真理 アンヌ)
いいのか?7時代の子ども番組に・・・恐らく子ども番組の「おとーさんサービス」第一号?原作の「ユキちゃん」
みたいな「ないすばでぃ」!ワイルドの仕事としては草波の秘書兼組織のオペレーター。
草波が仕事しない&いつも疲れた顔している理由がそれとなく理解できる。
さすが美人さんだけあって登場の度にせくしいびいむ出しまくり〜〜〜。
今時いねえよな〜「純美人」←話がそれている。
最終回ではブラックスパイダーの基地に監禁・拷問を受けつつも、敵からマイクをかっぱらいワイルドに基地の入り口を伝え、射殺されてしまう(ToT)
もったいない。脚本だから仕方ないか。

★真理アンヌ氏(映子)
東京都出身。高校在学中「自動車泥棒」でデビュー。(「洗脳された映子」冒頭シーンと関係ありや?)
以後、東宝映画「国際秘密警察(なんと!)・絶体絶命」や日活映画「殺しの烙印」で人気を不動のものとする。71年TV「11PM」の司会を5年間勤めた後、ニュースレポーター、コメンテーターとしても活躍。ヒーローものでは「ウルトラマン」のパティ隊員役があまりにも有名。
現在は健康問題に関する公演や執筆活動に活躍中。

「イコちゃん=桂木逸子」(演・淡路 まさみ)
原作の復刊が遅れてるのでよくわからんが、本名は「桂木 逸子」。喫茶店「VON」の雇われママ(って設定なんだもん)
大陸の兄・一郎のナオン(死語)だったが、第一話で大陸にあっさり唇を許すところをみると、結構やり手である。一郎殉職後、大陸に乗り換えるかな〜?やな女だな〜なんて思ってるうちに突如番組から店ごと姿を消す!
ほんとにまったくわけわかめ〜な女性でした。

★淡路まさみ氏
考えられる手段を駆使しても、プロフィールが分からず、困っております。
同姓同名の歌手の存在は確認したのですが・・・。

情報お持ちの方は飛間に教えてください!







「マリ」(演・加藤 みどり)
マリさん・・・原作には登場しない「VON」の店員さん。これといってなにするわけでもなくめっちゃ印象薄いのでは?お顔が「濃い」のが印象的ではあるが。コメントが1行で済んでしまうのは悲しいな。

★加藤みどり氏
淡路まさみ氏同様、プロフィールが全くわからんちんです。
同姓同名に、あの「サザエさん」の声優さんがおりますが、同一人物なのでせうか?
「がんばれロボコン」のママさん役?も演じていらっしゃるようですが。

情報お持ちの方は飛間に教えてください!

「志乃ベエ=桂木志乃」(演・片岡 玉枝)
志乃ベエ・・原作ではいい味出してましたね〜飛葉との「ボケ&ツッコミ」好きです。
さて、実写版の彼女の「蛇女」ヘアは放映当時話題になったらしいが、流行はしなかったらしい(笑)
番組のストーリーにあまり貢献することなく、10話「卍コンテナ」を最後にイコちゃんやマリさんとともに消えてしまう。
理由は当HP「ワイルド7の謎」に書いては見たが、多分降板?


追記:ネットで調べたところ、当時の新聞記事を見ることができました。
かなり期待されていた子役のようですが、その後出演作品が
見当たらないところを見ると、一発屋だったのでしょうか?

情報お持ちの方は飛間に教えてください!(こればっか)


特別付録
「ワイルド7の履歴書」

力作ゆえ、戻るボタンを付けずに無理矢理見てもらう(笑)