接点がいっぱい

                   ★「原作との接点・・・少ないようで多く、多いようで少ないようで多く・・・エンドレス
         〜と言っても原作は「谷間のユリは鐘に散る」までしか読んでないんです。古本屋で全巻揃ってなかったのです(ToT)。
     今月発売の「愛蔵版」が出揃うのが来年7月。それまでHPが存続してるかどうか(爆笑)お気づきの接点などありましたら教えてください。

1話「復讐のヘアピン・サーカス」
冒頭の金塊強奪犯退治のシーン。さすがに高速道路での撮影や装甲トラック、そして
両国さんの「ミサイルサイドカー」は登場しない。ワイルドの指揮をチェス盤で行うのも原作ベースだが、
草波が使用するわけではなく、実写では飛葉の帰隊を通知する「タイムカード」化していた(1話こっきりの使用だが・・・)

2話「死を呼ぶヘル・キャット」
ストーリーが心なしか原作の「コンクリートゲリラ」のユキちゃんが復讐の鬼になるくだりと似ているような。
25話中唯一、飛葉の改造バイク(テールの鎖分銅。実写では吸盤)も拝める。

3話「恐怖のブラック・スパイダー」
「レボクリ」山本三吉氏の指摘もあったが、ブラックスパイダーの黒マントは「首にロープ」編の「しし座一味」の扮装である。
本編中最も高価であろう西洋の甲冑を纏った3人の騎士は、まさしく「バイク騎士」!
またスパイダーのアジトの内装が同じく「首にロープ」でデカが殉職する「喫茶・ナイト」と酷似(連載と放映が前後しているのか?)
逆走が可能なバイクは「野性の7人」冒頭部の再現だが、排気が「吸気」されるのは仕方ないですな。

4話「狙われたミサイル」
ストーリーのベースが「コンクリート・ゲリラ」であることは間違えない。
原作ではミサイル強奪犯は米軍に扮装したゲリラという設定だったが、
ベトナム戦争真っ最中のこの時期、さすがに「米軍」ネタはまずかったのだろう。
ミサイル奪還に至るストーリー展開はオリジナルだが、
飛葉が降参するフリをして敵地に潜入するシーン(ワイルド制服の二人羽織)は「野性の7人」編と同じ。
また飛葉が「対戦車ライフル」(実写ではモーゼルカービン)を使用するのも「コンクリートゲリラ」そのまんまである。

〜5話「怪力、ヘラクレス」以降ストーリーは完全にオリジナルになり、原作との接点は激減する。
アイキャッチとEDの「オートバイは正しく乗りましょう」のイラストが望月先生の書下ろしから、妙に安っぽい絵になるのもこの時期である
(厳密には2話以降)。原作者との間に何があったのだろう?〜


8話「復活したマルコム」
足を負傷した飛葉と、腕を負傷した世界がタンデムでアクセルとギヤチェンジを分担するという離れ業!
このシーンは原作「バイク騎士事件」編で確認できる。

12話「悪魔のライダー」
「牧師が悪党」という点で「谷間のユリは鐘に散る」がベース?考えすぎか?

21話「誘拐の掟」
タイトルが同じ。ストーリーはまったく別物。

22話「奇襲!!トライアル作戦」
飛葉・八百・オヤブンがスパイダーの拠点「大東電気化学研究所」にトライアルマシンを駆って潜入!
その際に使用する「アロー」(左右のハンドルに弦を張って、矢を飛ばす)が「首にロープ」でしし座一味の使用していた特殊バイクそのもの。


他に気づいた点として、モヒカンの武器・マサカリは原作「野性の7人」でチャーシューが使用
モヒカン&マサカリの組み合わせは「コンクリートゲリラ」編のヘボピーの旧友・ライ公(ライコウさん…ダイヤモンド・アイとは無関係?)がモデルか?
さらに「M◎BIL」は原作ではかなり登場しているが、「首にロープ」編から「MABIL」に改名されている。なんかチョコレートの名前みたい。


以後の調査と投稿にかかっているが、現時点では接点はこれだけでありんす。
TV化にありがちな「原作が番組に追いつかなかった」のか、それとも他に深刻な理由があったのだろうか?謎である。